私の所属している技術課は、建築、土木、電気、配管、機械、プラント等の各分野に於ける専門知識を有した社内エンジニアが所属し、当社の価値向上の為、互いに意見を出し合い切磋琢磨しながら、プロジェクトの計画・設計、受注、履行、試運転、更には完成後のメンテナンスまでの技術面を担う部署です。その中で私は現在、ハンガリーでのプラント案件において主に基本設計業務を担当しています。具体的には、お客様の希望される仕様を基に、入札資料・図面の作成、コスト調査、調達品選定、新規工事業者の開拓など、EPCのE（Engineering）を行っており、今後は、EPCのP（Purchase）とC（Construction）においても、プロジェクトへ貢献したいと考えています。
海外プラント案件において、プロジェクトスタートから参画し、自らの力で設計・プロジェクトマネジメントをすることができる点にやりがいを感じています。基本設計業務においてはお客様の草案をもとにゼロからプロセスを検討し組み上げていかなければならず、仕様、調達、工期や入札スケジュール、予算の全てを管理しなければなりません。お客様の高い理想に応えるべく折衝・提案を繰り返し、取引先と協調して一緒にプロジェクトを作り上げていくことは大変ですが、プロジェクトを具体的な形として結実させた時には、他では味わえない達成感を得る事ができます。また、海外においては現地スタッフや協力企業との協調が不可欠です。言葉は通じても、技術的なポイントを正確に伝えることに難しさがありますが、それが伝わったときに日本と海外のエンジニアで一つのプロジェクトを作り上げているという充実感を強く覚えます。
ヨーロッパ、アジア、アメリカ、アフリカ等の世界各国で多くの案件があり、それぞれの国の異なる文化、人、環境の中で仕事をすることができる点が魅力です。世界で活躍できる一人のエンジニアとして、タフさや技術力を身に着けることができる環境が整っており、会社の先輩方のサポートを受けながら、自らが主体となりプロジェクトに挑戦することができます。日本では普通だと思われていることも、海外では全く通用せず、日本のやり方では進めることができないこともあります。そのような中でも当社は各分野の専門家によるエンジニアリング機能を発揮し、各国において高い品質でプロジェクトを履行することができます。丸紅プロテックスの一員として色々な国で活躍しながら、自身の技術力を磨くことができる点も魅力の一つです。